第5回「茶道文化検定」最年少合格者2名
指導者/青柳先生

きっかけ

中学3年高校3年の6年間、中村さん箕浦さんを指導いたしました。共に茶道に対する心が素直で、深く知りたいという興味を持ち、真面目で熱心。二人とも、将来は茶道の指導者としてがんばりたいと願っています。ならば尚のこと、“お点前は実技、検定は知識。両方を身につける”ことを進言し、1年かけて検定に向け猛勉強しました。

二人には大学受験のために塾通いや勉強に熱中する友人が周囲に多く存在し、その人達の熱意や状況、雰囲気にも後押しされて、全く大学受験をするかのように勉強していました。仲良しの2人は、励まし合い支え合って、相互作用もあり、成し得られたと思います。

学習方法

基本はやはり、テキストの勉強。

書物、人名、場所、行事など、読めてかつ正確に漢字で書けること。くり返し覚えるまでやること。項目の内容をつかむこと。テキストは繰り返し読み、持ち歩いてすぐ取り出し確認をすること。

過去問に取り組むこと。出題された箇所はテキストで必ずチェックし、その前後はマークすること。受検級以外の級もチェックする。大切なところは級を越えて重ねて出題される可能性が高い。深くとらえること。年表で時代の流れをつかむ。欄外も見落さずに。…等のアドバイスをしました。

授業が早めに終わる日は、部活前の2時間を使って学習会。茶事の流れや種類、露地、禅語、やきもの、裂地、花、菓子、七事式について等の主な事柄を説明しました。

当日の気構え

実際の検定では

  • わかるところから解く
  • 不安な問題はよく読む、問の中にヒントがあるかも
  • 解答欄は空白にしない

「1級は難しい。1度の挑戦では無理かもしれないけれど、今回は練習のつもりで、気楽に受けて」とアドバイス。将来は指導者として歩みたいという二人に対して気構えの1つとして取り組ませました。テストや学習に慣れているという現役生の強味と、好きなことに対する高い集中力とを持ち、二人ともがんばりました。

検定後

今も努力を続けています。週3日、実技に加えて、楽焼、裂地禅語、花月等の学習。

また、第5回の検定問題に歌舞伎『伽羅先代萩』に出てくる茶飯釜の茶事について触れられていましたので、実際に茶釜でご飯を炊いて、見立て道具で行ってみました。(平成25年)3月21日には毎年恒例、八王子市内「美さき苑」台目席で正午の茶事を行います。

二人には宿題を出しています。英語で茶道を教えられるよう英会話を身につける事、です。

追伸:この二人は許状中級まで取得しています。高校の部活動の内容としてはとても深く広く取り組んで、実りあるものとしています。

今更ながら記憶力、集中力、吸収しようとする熱意、若人の力を感じています。

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